ピンク色のアンティークキャビネット
こちらの商品はSOLD OUTしました
アンティークのキャビネット。
1920年代頃のアメリカ製です。
この時代の様式美がつまったキャビネット。
パウダリーピンク一色をまとって、クラシカルでモダンでそしてロマンチックな、唯一無二の佇まいとなりました。
こちら、ディーラーの手によるリペイント。
キャビネットの中も、それにグレージング(ガラス部分の装飾的な桟)もピンクにペイントされているため、グレージングが描く美しい模様は、ただ美しいだけでなく、夢あるファンタジックな様相にもなり、見入ってしまいます。
ひきだしとハッチの扉にあしらわれた、ガーランドと花モチーフのオーナメントも、ボリュームがたっぷりとあって素敵。
こちらもリペイント時にディーラーがアレンジをしたもの。
ピンクに染まったキャビネットにぴったりな装飾です。
ペディメント(トップの装飾)は、「アメリカンボネット」と呼ばれる18世紀の様式。
まるで建物の外観のような、凜とした美しさを家具に与えています。
ピンク一色でも甘すぎないのは、このペディメントによるところも大きいと思います。
たとえば、フィレンツェ家具のように金彩や装飾をほどこした家具と合わせても、すごく色香のあるお洒落で格好いい空間が出来上がると思います。
または、こってりとした柄模様の壁紙や、フローラルシャンデリアと合わせて、ロマンチックな空間を作ったり、
黒いアイアンベッドを置いた寝室にも似合いそう。
この場合は、アクセサリーやバッグなど服飾小物を、オブジェと一緒に飾り付けてみてはいかが。
カップボードにする場合ですが、画像のような金彩の食器も似合いますが、1950-60年代頃のデザインされたグラスやカップ、それに赤いホーローのキャニスターなどでポップにしつらえてもいいですね。
ショップの家具にも。
背丈はありますが、幅や奥行きはさほど大きくありませんので設置がしやすいです。
材質はマホガニー。
ペディメントを含むトップ部分は、モールディング仕上げ。
ペディメントは、先端がスクロールしたスワンネック。
スワンネックが向かい合っているのは、ヘップルホワイトスタイルの繊細なファイナル。
ガラス扉は、観音開き式。
それぞれ内側にキャッチがあり、しっかりと閉じます。
扉のフレームは、モールディング仕上げ。
取っ手は、ガラス製。こちらもリメイクされています。
扉の中には、棚板が2枚。これらは可動しません。
棚板が分厚くないので、皿を沢山積み重ねないほうが良いかと思います。
棚板の奥にはミゾが二本入っていて、皿を立てることが出来ます。
ガラスキャビネット部分の下には、モールディング仕上げの台座がついています。
上段(ガラスキャビネット)と下段は、二分割出来ません。
中天板は、縁(厚みの部分)がDシェイプ仕上げされています。
ひきだしは組み木仕上げ。
ひきだし面には、飾り縁があしらってあります。
ひきだしの取っ手も、ガラス製。
ハッチは観音扉で、こちらも内側にキャッチが付いています。
面は、飾り縁があしらってあります。
取っ手は、同じくガラス製。
ハッチを開けると、棚板が一枚。こちらも可動しません。
柱はミゾ彫りがほどこされています。
エプロンは波打っています。
脚は、四本ともわずかに反曲線を描いたもの。
色はローラーで塗ってあり、マットな質感。
縁や角部分には、さっとペーパー掛けがほどこしてあり、木肌が顔を出しています。
ペディメントの向かって左上部に、塗装の剥がれが見られます。(画像でもご確認いただけます)
裏側も同じ塗装がされています。
しっかりとした状態です。